現在位置:asahi.com>ビジネス>東洋経済ニュース> 兜町特捜班 > 記事

住友重は純益減益予想で利益確定売り先行し急反落

2008年05月14日10時33分

 住友重機械工業(6302)は、35円安の809円と急反落している。前日13日に発表した3月期決算で、今期業績を前期の連続過去最高対比で減益転換と予想、純利益が市場コンセンサス平均を下回ることから利益確定売りが増勢となっている。同社の前期業績は、ほぼ期初予想通りに前々期比10%増収、15%経常増益、15%純益増益と伸び、連続の最高純益更新となった。減・変速期事業では大型機種を中心にとくに海外向けが伸び、船舶事業ではタンカー8隻を受注、7隻を引き渡し、運搬機械では製鉄会社向けの大型クレーンを強化、建設機械では新型油圧ショベルを市場投入したことなどが寄与した。今期は、世界的な景気減速に市況後退懸念、円高、資材費高騰などから慎重に増収減益と予想、純利益は410億円(前期比5%減)として市場コンセンサス平均506億円未達となる。株価は、ドイツ、米国と相次いだ大型M&Aが、経営負担になるとして今年3月の594円安値まで突っ込み、このうち米国のM&Aが拒否されたことをきっかけに200円幅の反発をした。PER12倍台の好バリューと綱引きしつつ中段固め継続となろう。

PR情報

このページのトップに戻る