現在位置:asahi.com>ビジネス>東洋経済ニュース> 兜町特捜班 > 記事

NECは今期純益のV字回復続くが市場予想下回り急反落

2008年05月16日10時04分

 NEC(6701)は、23円安の528円と3日ぶりに急反落している。前日15日に発表した前2008年3月期決算が、今年4月の修正値を上ぶれて大幅増益で着地、今期もV字回復を予想したが、純利益が市場コンセンサス平均を下回ることが響き利益確定売りが先行している。同社の前期業績は、前々期比0.8%減収、6.8倍経常増益、2.4倍純益増益と高変化した。次世代ネットワークを軸とした成長戦略を推進し、前々期赤字だったモバイル/パーソナルソリューション事業やエレクトロンデバイス事業が黒字転換、IT/NWソリューション事業の売り上げも増加、持分法投資利益が改善したことが大幅増益要因となっており、純利益は投資有価証券売却益などが減少したことから増益率を縮めた。今期は、ネットワーク分野やモバイルターミナル分野の増加などにより大幅続伸を見込んでいる。売り上げ4兆8000億円(前期比4%増)、経常利益1350億円(同20%増)、純利益350億円(同54%増)としているが、純利益は市場コンセンサス平均510億円に届かない。株価は、今年3月の昨年来安値373円から4月の増減マチマチの前期業績再修正などをバネに窓を開けて200円幅の上値追いとなった。1株純資産495円を意識しつつ再騰を窺おう。

PR情報

このページのトップに戻る