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黒崎播磨は朝高のあと反落、経常増額転換も利益確定売り交錯

2008年05月16日10時34分

 黒崎播磨(5352)は、7円高の292円と3日続伸で寄り付いたあと値を消して8円安と売られもみ合いが続いている。前日15日に発表した3月期決算で、今期業績の経常増益転換を予想したが、前日に新日鉄の株価が、トヨタとの間で自動車鋼板の3割上げで合意と伝えられて急続伸したことにツレ高したこともあり利益確定売りが交錯している。同社の業績は、期初の減益予想がさらに昨年11月に下方修正されて減益率を悪化、株価は昨年2月高値624円から今年1月安値208円まで3分の1となる大幅調整となった。前期実績は、減額通りに前々期比4%増収、21%経常減益、16%純益減益となった。新日鉄など高炉メーカーの35年ぶりの過去最高の粗鋼生産、フル操業から耐火物事業の売り上げは拡大したが、耐火物原料価格が高騰して収益性が悪化、減益率悪化につながった。今期は、原料価格の高止まりが続くが販売価格への転嫁、業務の効率化も進め増収増益転換を予想している。経常利益は48億円(前期比0.1%増)、純利益は28億円(同13%減)としている。株価は、昨年来安値から自己株式取得や新日鉄のブラジル進出に呼応したブラジルの耐火物原料鉱山会社のマグネジッタ社への資本参加などを手掛かりに底離れした。PERは9倍台、PBRは0.7倍と出遅れており、底値買い妙味は健在となる。

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