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【株式・前引け】外部環境の好転で、4日大幅続伸

2008年05月15日12時19分

 15日の東京株式市場前場は大幅続伸した。日経平均株価の前引けは前日終値比144円86銭高の1万4263円41銭。TOPIXは同21.22ポイント高の1394.26と、ともに4日続伸だった。また、東証1部の出来高は概算で11億2425万株と久しぶりに10億株の大台を上回り、売買代金は1兆2910億円と昨日をやや上回った。 昨日の米国株式市場は、4月の米国消費者物価指数の上昇率が市場予想を下回り、懸念されたインフレが落ち着きを示していると受け取られたこと、原油先物相場が反落したこと、フレディマック(米連邦住宅貸付公社)の赤字幅が市場予想を下回ったことから、NYダウなど主要3市場がそろって反発。ナスダック総合は1月7日以来の高値をつけた。 為替もドルが105円台、ユーロが162円台と円安水準で推移。さらに、東京市場寄り付き前の外国系証券(13ベース)経由の注文動向も売り2120万株に対して、買いが3410万株で、差し引き1290万株と2日ぶりの買い越し、金額でも大幅買い越しと見られた。 こうした外部環境の好転から、買いが先行したとはいえ、寄り付きが48円高止まりと冷やされたのは3月の機械受注が前月比8.3%減と市場予想を大幅に上回る減少だったためだ。しかし、9時26分に先物に大口の買いが入ったのを皮切りに、立て続けに大口買いが続くと、上げ幅を拡大。一時は194円高の1万4313円までつけた。 業種別では、東証33業種中、30業種が上げた。トヨタが鋼材値上げを受け入れたと伝えられたことから、鉄鋼株が軒並み上昇したため、鉄鋼は4.81%上昇。海運、証券、倉庫運輸、不動産、繊維が上げ幅上位で続いた。値下がりは鉱業、精密、食品の3業種のみだった。 個別銘柄では、前期に10期ぶりに最高益を更新したソニーを筆頭にダイキンなど好業績銘柄、近畿車輛、富士シールが値上がり上位を占めた。一方で、有毒ガスを無届けで生産していたと伝えられた石原産業、減益の国際帝石が売られた。 07年7月5日の1万8261円から今年3月17日の1万1787円までの下落幅は6474円。「この間のサブプライムの問題や政局のごたごたを抜けて、大底をつけたと言えるためには大引けで1万4260円以上をつけることが必要」(大手証券)という声が聞かれた。後場の動向、大引けが注目される。

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