|
ソニーは、ハワード・ストリンガー会長兼社長(69)の社長兼務を解き、平井一夫副社長(51)が4月にも社長に昇格する人事の調整に入った。ストリンガー氏は会長にとどまり、最高経営責任者(CEO)を続ける方向だ。早ければ2月の取締役会で決める。
同社はテレビ事業の不振などから4年連続で最終赤字を見込むが、ネットワーク分野に強い平井氏への権限移譲で業績の立て直しをめざす。
平井氏は音楽を手がけるCBS・ソニー(現ソニー・ミュージックエンタテインメント)に入り、ゲームのソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の幹部を歴任。ゲームのプレイステーション事業で機器コストを減らし、黒字化させた。その手腕を買われ、昨春、代表執行役副社長に昇格。次期社長候補として、テレビを含めた消費者向け事業全体を統括してきた。
ストリンガー氏は2009年4月から会長と社長を兼ねてきたが、今年2月に70歳になるため、社内外から負担軽減が求められてきた。
◇
平井一夫氏(ひらい・かずお)国際基督教大教養卒、84年CBS・ソニー入社。06年にSCE社長、11年4月からソニー副社長。