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ソニーが「ネットブック」参入 想定価格は10万円前後

2009年1月8日18時29分

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写真小さいながらも操作性にこだわったソニーの「VAIO(バイオ)Pシリーズ」=7日、ラスベガス、都留写す

 ソニーは7日、小型ノート型パソコンを今月中に日米欧で発売すると発表した。ネット接続機能を重視し、低価格で人気の「ネットブック」とも呼ばれる機種だが、従来の商品とは一線を画し、機能面を充実させたうえで急拡大する市場の切り崩しを狙う。大手各社の競争が激しくなりそうだ。

 発売するのは「VAIO(バイオ)Pシリーズ」。日本では16日発売で、店頭想定価格は10万円前後。幅24.5センチ、奥行き12センチ、高さ約2センチで長形3号封筒とほぼ同じ大きさだが、持ち運ぶ際の使い勝手とデザインを重視し、8型の高精細液晶画面を採用した。重さも634グラムで、8型クラスでは世界最軽量という。

 ネットブックは、一般的に「5万円パソコン」などと呼ばれ、機能をメールの送受信やネット接続に絞った安価な製品というイメージが強い。しかしPシリーズでは高速での無線ネット接続ができるほか、無線通信規格ブルートゥースも内蔵し、周辺機器との送受信などができる。

 日本の店頭で発売されるPシリーズは、記憶容量2ギガバイトのメモリーのほかに、容量60ギガのハードディスクも搭載。ソニーは「携帯電話と同じように、いつでも持ち出してもらう手放せないパソコンづくりにこだわった」と話す。8日開幕するCESにも出展する。

 パソコン市場は高機能化が一巡し、08年には台湾や米国のメーカーが、機能を簡素化した低価格パソコンを相次いで売り出した。米調査会社アイサプライによると、世界のノート型製品の出荷台数のうち、低価格パソコンが占める割合は07年には0.5%だったが、08年には6.6%に急増。12年には11.7%まで高まると予測する。

 低価格競争に巻き込まれれば利幅の低下を招くだけに、日本勢はこれまで参入をためらってきた。だが、市場の伸びは無視できず、昨年10月以降に東芝やNEC、富士通が相次いで、実勢価格が5万円強の低価格パソコンの発売を発表。ソニーはこうした低価格路線とは距離を置き、デザインと機能性にこだわった顧客の取り込みを図りたい考えだ。

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