2011年の全国の消費者物価指数は、価格変動の大きい生鮮食品を除いた総合指数(2010年=100)が99.8となり、前年より0.3%低下した。前年を下回るのは3年連続。モノの値段が下がり続けるデフレがなお続いていることを示している。
総務省が27日発表した。下落幅は09年のマイナス1.3%、10年のマイナス1.0%よりは縮小したが、11年は、地上デジタル化の完全移行(7月)に合わせてテレビなどが安売りされたほか、東日本大震災後に消費の自粛が広がり、ホテルなどの宿泊料が落ち込んだことが大きい。一方で、電気代やガス代などはエネルギー価格の上昇を受けて、前年より上がった。
生鮮食品を含む総合指数でみても、3年連続のマイナスで、前年より0.3%低い99.7だった。古川元久経済財政相も27日の閣議後の記者会見で、「一日も早くデフレ脱却をはかるのが最優先の課題。あらゆる政策を総動員する」との認識を改めて示した。
同時に発表した昨年12月(単月)の指数は、生鮮食品を除く総合指数が99.6となり、前年同月より0.1%下がった。テレビなどの値下がりで、3カ月連続のマイナスだった。(伊藤裕香子)