政府・日本銀行が昨秋に実施した円高是正のための大規模な為替介入で、あえて公表しない「覆面介入」を2004年以来7年ぶりにおこなっていたことが6日、分かった。覆面介入は数日間にわたり、計1兆円規模が投じられた。財務省が7日午前に発表する。
安住淳財務相は昨年10月31日、円高に歯止めをかけるため日本単独で為替介入を同日おこなったと記者団に公表していた。このときは8兆円規模で実施したとみられ、1日の介入額としては過去最大だった。市場では、その後も政府・日銀が円売りドル買いの介入を続けたのではないかとの見方が出ていたが、これまで明確にはされていなかった。
複数の関係者によると、財務省は11月上旬、複数日に分けて数千億円ずつ投入し、公表しないまま介入を続けた。覆面介入の金額はこの数日で計1兆円規模にのぼるという。