政府・日本銀行が昨年10〜12月期に行った円売りドル買いの為替介入について、財務省は7日、詳細を発表した。10月31日には、1日としては過去最大の8兆722億円を投入。介入したかどうかをあえて公表しない「覆面介入」を11月1〜4日の4日連続で計1兆195億円行っていたことも明らかになった。
政府・日銀が覆面介入を実施するのは、2004年3月以来、7年半ぶり。政府関係者は7日朝、介入の効果をより高めるため、意図的に覆面介入を行っていたと記者団に明かした。覆面介入は、当局がいつ介入してくるか分からないとの疑心暗鬼を市場に広げ、円高の急進を防ぐ効果が期待できるためだ。
また、実施については公表されていた10月31日の介入も、8兆円を超える金額が投入されていたことが明らかになった。昨年8月4日に行った4兆5129億円の円売りドル買い介入を抜き、1日の介入額として過去最大。従来は、10月下旬から11月下旬までの1カ月間に計9兆916億円が投入されたことが公表されていただけで、日ごとの介入額や覆面介入の有無はわかっていなかった。