経営再建中の米映像機器大手イーストマン・コダックは9日、デジタルカメラ事業から今年の前半をめどに撤退すると発表した。採算がとれない事業を減らし、より利益が見込める事業に特化する。デジタルカメラをはじめ、不採算事業の見直しで、年間約1億ドル(約77億円)以上のコスト削減を見込む。1880年代に創業した同社は、写真フィルムで圧倒的なシェアを誇ったが、戦後は日本の富士フイルムなどにシェアを奪われた。さらにコダックの技術者が1970年代に開発したデジカメが普及し、フィルム需要が急減。事業転換が遅れ、1月19日に経営破綻(はたん)に追い込まれた。(ロサンゼルス=畑中徹)