半導体大手のエルピーダメモリは14日、2011年10〜12月期の四半期報告書に「継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる」との注記を加えたと発表した。4月2日までに約1100億円の借金返済を迫られているが、銀行団との借り換えをめぐる交渉が難航しているためという。
エルピーダは注記について、「(銀行団など)関係者との協議が進展しておらず、より保守的に判断した」と説明。再建に向け半導体大手の米マイクロン・テクノロジーとの資本・業務提携も模索しているが、今月3日に同社のトップが飛行機事故で亡くなり、交渉の遅れが懸念されていた。
エルピーダの11年4〜12月期連結決算は、989億円の純損失を計上。昨年12月末時点の手元資金は974億円だったが、今年1月末時点では500億〜600億円まで減り、厳しい財務状況が続いている。