米オバマ政権は22日、法人税改革案を発表した。連邦の最高税率を現在の35%から28%に引き下げるほか、製造業には有利な税率を適用し、雇用増や国際競争力の強化を狙う。一方、そのほかの複雑な優遇税制は縮小し、税収に影響が出ないようにする。
実現すればレーガン政権以来26年ぶりの大幅な税制改革になる。ただ野党・共和党が反発するのは確実で、すぐに成立する可能性は低い。今年11月の大統領選をにらみ、企業を支援する姿勢をアピールする狙いがありそうだ。
連邦と州などを合わせた米国の法人税の実効税率は、経済協力開発機構(OECD)などによると39.2%。日本(39.5%)に次ぎ世界2位の高さだ。連邦の税率を欧州諸国並みに大きく引き下げるほか、製造業には各種控除を新たに適用して、実質的に25%以下に抑える。