2011年の日本の広告費は5兆7096億円で、前年を2.3%下回った。広告大手の電通が23日、掲載先や広告主の業種別にまとめて発表した。前年割れは08年から4年連続だ。
東日本大震災後の広告自粛が響いた。広告費全体の約半分を占める主要4媒体(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)は、4〜6月期に前年比8.3%減。10月以降は持ち直したが、全体では同2.6%減の2兆7016億円だった。
広告主別でも、東京電力を含む「エネルギー・素材・機械」は前年から2割減らした一方、震災後にひっきりなしに流れたACジャパンの公共広告を含む「官公庁・団体」は2.6倍に増えた。
また、地上デジタル放送への移行のおかげで、受信環境が整ったBS、CS両放送への広告は前年比13.6%増と好調。インターネット広告も8062億円で前年比4.1%増となった。