【豊岡亮、木村裕明】円安を追い風に、自動車各社の業績回復が鮮明になってきた。乗用車をつくる大手メーカー8社の2013年3月期決算が10日出そろい、本業の稼ぎを示す営業利益は、米国で新型車の生産が遅れた日産自動車を除く7社が前年を上回り、純利益は4社が過去最高になった。
1ドル=70円台の超円高に苦しんできた自動車業界にとって円安の恩恵は大きい。特に日本でつくる車を輸出に回す比率が高いトヨタ自動車やマツダ、富士重工業の好業績が際だつ。
マツダの営業損益は、前年(387億円の赤字)から大きく改善して黒字となり、純損益も5年ぶりに黒字化した。富士重の営業利益は13年ぶりに最高益を更新した。