【三沢敦】安価な輸入製品に押され危機的な状況にある日本の繊維業を盛り上げようと、メリヤス(ニット)のまち・東京都墨田区の若手経営者たちが戦隊ヒーロー「メリヤスレンジャー」を結成した。合言葉は「メード・イン・ジャパン!」。各地のイベントなどに出没し、栄光を取り戻すために奮闘する。
29日午後、松坂屋上野店。6階の催事場で始まった「すみだファッションコレクション」にメリヤスレンジャーはやって来た。
グリーン、レッド、ブルーの3人。漢字の当て字「莫大小(メリヤス)」の「莫」の字をあしらったマスクから不敵な笑みがこぼれ、胸には東京ニットファッション工業組合(TKF、墨田区)のマークが輝いている。
会場に設けられたワークショップコーナー。女性のヘアアクセサリー「シュシュ」を器用な手つきで編んでいく3人に「上手ねえ」と来場者の声が飛んだ。
それもそのはず、レンジャーに扮しているのは区内の若手経営者たちなのだ。「最初は恥ずかしかったけれど、今ではマスクをかぶると、強くなった気分です」と、グリーンの芦田博彰さん(43)が笑った。
TKF青年部がレンジャーを誕生させたのは2月。東京スカイツリーの足元にある商業施設で開いたイベントでデビューし、今回が3回目の出動という。