2011年6月8日5時47分
厚生労働省の「今後の高年齢者雇用に関する研究会」は7日、年金の支給開始年齢の引き上げに伴い、企業に義務付けている定年を現在の60歳から65歳に延ばすよう求める報告書案をまとめた。厚労相の諮問機関である労働政策審議会に今秋、提出し、来年の通常国会で高年齢者雇用安定法の改正を目指す。
会社員が加入する厚生年金は2001年度から、支給開始を60歳から65歳へと段階的に引き上げている。13年度以降は、定年後も働けないと無年金・無収入になる期間が発生する人が出始める。そのため、年金を受け取るまでの雇用確保が課題となっている。
研究会は報告書で、定年延長の時期について、(1)基礎年金にあたる定額部分の支給開始が65歳になる13年度に、定年も65歳にする(2)現役時代の収入に応じた報酬比例部分の支給開始が13〜25年度にかけて段階的に引き上げられるのに合わせ、定年も段階的に引き上げる――ことを提案する。