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新型iPhone動画や音声認識 多機能型、各社も参入

2009年6月25日20時42分

写真:新iPhoneはカメラ機能が向上し、被写体まで10センチの距離でも撮影できるという=都内新iPhoneはカメラ機能が向上し、被写体まで10センチの距離でも撮影できるという=都内

図:  拡大  

 米アップル社の携帯電話「iPhone(アイフォーン)」の新機種「3GS」が26日、日本で発売される。携帯電話は国内では「1人1台」に近づき、市場は飽和気味。その中でも、iPhoneなど多機能型は成長が期待される分野で、各メーカーが力を入れ始めている。

 3GSは米国や欧州では19日に発売。最初の3日で100万台以上売った。日本ではソフトバンクが扱う。

 昨年7月発売の前機種「3G」と比べ、ネットを見るときなどの動作の速さが約2倍になったという。カメラの画素数を300万に増やし、動画も撮れるようにした。方位を示す「デジタルコンパス」を搭載し、地図を実際の方角に合わせて表示できる。「山田さんに電話をかける」「○○(歌手名)を再生」などと話しかけると発信したり、音楽を再生したりする機能も。

 アップルの担当者は「ゲームやビジネス、医療向けなど使い道は多様で、ほかの国に負けない成功を期待している」と話す。

 日本国内の携帯電話市場は全体では頭打ち。だが、iPhoneを始め、使い勝手がパソコンに近い「スマートフォン」と呼ばれる多機能型は伸びている。08年には前年より68%多い158万台売れたとの調査もある。

 海外での開発が主流のため、「おサイフケータイ」や「ワンセグ」など日本独自の仕組みを使う機能では通常のケータイより見劣りするが、メール確認やネット閲覧には便利なのが売り。また世界中で開発された応用ソフトを動かすこともできる。

 日本勢の参入も相次ぐ。富士通や東芝が「ウィンドウズ・モバイル」を搭載した機種を発売。NECも4月に新組織を立ち上げて、10年度前半の市場投入を目指して開発を急いでいる。「波が来ることが分かっているのに、乗り遅れるわけにはいかない」(大手電機)との見方もあり、開発競争が続きそうだ。(岡林佐和、高田寛)

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