牛丼チェーン「吉野家」は1日、「牛カルビ丼」を4日に売り出すと発表した。並盛480円で、季節商品ではない「定番」の丼では最も高い。4月に看板商品の牛丼並盛を380円から280円に下げて来客増に成功したが、今後は高価格商品にも力を入れてもうけを増やす方針という。
「牛カルビ丼」は、昨秋発売した「牛焼肉丼」をリニューアルした。価格は同じで、肉をカルビに変えるなど質を高めた。同時に、夏季限定で「ねぎ塩ロース豚丼」(並盛480円)も売り出す。
吉野家は牛丼値下げの効果で、5月は既存店の客数が前年同月より31%増、売上高も16%増えた。会見した門脇純孝専務は「(アベノミクス効果でも)日常的な商品については消費者心理に大きな変化はなく、高級路線を目指す考えはない。ワンコインの価格帯のなかで、より高い品質を求める人向けに300〜400円台の商品を充実させていきたい」と話した。