【木村裕明】三菱重工業が9年ぶりに客船の建造に着手した。苦境が続く造船事業の立て直しに向け、付加価値の高い船に特化する。受注活動も強化し、客船を造船事業の中核に育てる考えだ。
世界最大のクルーズ客船会社、カーニバル社傘下の伊コスタ社から2011年、大型客船2隻を受注。うち1隻目の建造を長崎造船所(長崎市)で始め、6月30日に関係者約50人が参加して起工式を開いた。
長さ約300メートル、約3300人乗りの大型客船。日本で建造する客船としては過去最大だ。客船の受注は00年以来11年ぶりだった。日本で客船をつくれるのは三菱重工だけだ。