【ニューヨーク=畑中徹】「Xbox(エックスボックス)」など米マイクロソフト(MS)のゲーム部門の責任者を務めるドン・マトリック氏(49)が、交流サイト(SNS)向けオンラインゲームの米大手「ジンガ」の最高経営責任者(CEO)に転身する。ジンガは最近業績が低迷しており、MSのゲーム部門エースを引き抜き、経営の立て直しを図る。8日付で就任する。
ジンガが1日発表した。マトリック氏は米ゲームソフト大手エレクトロニック・アーツ(EA)を経て、2007年にMS入社。ここ数年、家庭用ゲーム機のXboxなどゲーム事業部門のとりまとめ役として、手腕を発揮してきた。今年5月下旬に、MSが8年ぶりに刷新した「Xbox One(ワン)」の発表会見でも、マトリック氏が壇上で説明した。同機種は今秋発売の予定だが、その前にMSを去ることになる。
ジンガは、07年創業のSNS向けゲームの最大手。11年には株式を上場するなど勢いに乗ったが、その後は携帯端末向けサービスへの対応が遅れ、業績が大きく低迷し、経営再建が緊急の課題となっていた。ジンガ創業者のマーク・ピンカスCEOは会長として社内に残る。