【北京=斎藤徳彦】日産自動車とトヨタ自動車、ホンダの日系大手3社は2日、中国での6月の新車販売台数を発表した。トヨタが前年を上回ったものの、日産とホンダは前年を下回り、日本勢の「完全復活」とは言えない状況だ。
トヨタは7万6900台と前年同月から9%増え、2カ月続けて前年を上回った。スポーツ用多目的車(SUV)の「RAV4」「ハイランダー」がいずれも好調だった。
一方、日産は同7・7%減の10万1400台で、3カ月ぶりに前年割れした。昨年6月に好調だった反動が出た。ホンダは5・6%減の6万1003台。主力の「アコード」が9月にフルモデルチェンジを予定し、販売店が入荷を控えている影響がでたという。1日に発表した富士重工業は同0・1%増の4427台だった。
上位3社は5月、昨秋に日中関係が悪化した後、初めてそろって前年を上回ったが、6月は結果が分かれた。1〜6月の半年間を合計すると、前年比3〜8%台の減少で収まっている。年明けはまだ反日感情が根強かったことを考えると、「回復状況は順調」(日産)との見方が強い。