【豊岡亮】人が操作しなくても、自ら判断して動くロボットの研究開発にホンダが力を入れている。今後の開発に役立てようと、二足歩行ロボット「アシモ」が、自ら人間の反応を読み取ってやりとりする実証実験を3日、東京・お台場の日本科学未来館で始めた。
「(アシモの)体のしくみが聞きたい人は手を挙げて」。アシモの呼びかけに集まった人たちが手を挙げると、顔についたカメラなどで観衆の動きを分析。最も多く手が挙がった呼びかけについて、アシモが説明を始めた。観衆の反応をコンピューターで分析し、アシモが不特定多数の人と正しいやりとりができるかを確かめる初の実験だ。
アシモの開発責任者の重見聡史・本田技術研究所上席研究員は「駅や空港での誘導や、博物館などで展示物の説明ができることをめざして、実証実験でデータを集めたい」と話した。実験は原則8月2日までの平日の開館日に1日6回実施する予定。