【ニューヨーク=畑中徹】ロイター通信は3日、米連邦通信委員会(FCC)がソフトバンクによる米携帯電話3位スプリント・ネクステルの買収を承認した、と伝えた。これで買収に向けた手続きはすべて完了することになり、携帯事業の売上高ベースで世界第3位の携帯電話会社グループが誕生する。
ロイターが関係者の話として伝え、FCCは現時点ではコメントしていない。スプリントは6月下旬の臨時株主総会で、ソフトバンクの買収提案を承認し、ソフトバンクは米当局の承認を待っていた。
ロイターによると、FCCはスプリントが5割超の株式を持つ米高速無線通信会社クリアワイヤの完全子会社化も認めた、という。高速無線通信向け周波数を多く持つクリアワイヤは、ソフトバンクの米国進出のカギを握るとされる。
ソフトバンクは、216億ドル(為替予約を考慮した支払い分は約1兆8千億円)で、スプリント株式の78%を取得する予定。スプリントとクリアワイヤをめぐっては、米衛星放送大手ディッシュ・ネットワークと激しい買収合戦を繰り広げてきた。