2009年7月5日5時23分
【北京=琴寄辰男】中国国有投資会社の中国投資(CIC)は、カナダの資源会社テック・リソーシズに15億ドル(約1400億円)を出資すると発表した。金融危機による投資環境の悪化で大規模な投資を控えてきたが、株式相場の回復などを受け、再び積極的な姿勢に転換する。
発表によると、出資後の持ち株比率は17.2%。購入した株式は「少なくとも1年間は保有する」としている。CICによる資源会社への大規模な投資は初めて。
中国は最近、オーストラリアの資源会社に出資するなど、石油や鉄鉱石といった資源権益確保への動きを強めており、今回の出資もこの方針に沿ったものとみられる。
巨額の外貨準備を積極運用する目的で07年9月に設立されたCICは、米投資会社ブラックストーンや米金融大手モルガン・スタンレーに相次いで出資してきた。だが、その後の金融危機で評価損が膨らんでいた。