【古谷祐伸】環太平洋経済連携協定(TPP)に参加して関税がなくなった場合に、農業所得への影響を都道府県別に試算した結果を、TPP反対派の大学教員有志が5日発表した。富山、沖縄、福井の各県では、農業所得が2〜3割減るという結果になった。
醍醐聡・東京大名誉教授らが組織した「TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」が5〜7月、コメなど農産物19品目への影響を調べた。
農業所得の減少率が高かったのは、富山33・5%(73億円減)▽沖縄28%(116億円減)▽福井24・8%(44億円減)▽秋田23・5%(141億円減)▽石川23・3%(44億円減)。高関税で守られているコメやサトウキビに依存しているためという。