2009年7月8日19時33分
インターネット検索最大手の米グーグルは7日、パソコン用の基本ソフト(OS)を開発すると発表した。機能を絞った低価格の「ネットブック」に10年後半にも搭載される。無償提供され、ネット利用もしやすくなるとされ、OSで独走する米マイクロソフト(MS)には脅威になる。
開発するOSは「グーグル・クロームOS」。同社が無償で提供している閲覧ソフト(ブラウザー)の「クローム」の技術を活用。技術仕様を年内に公開し、他社の開発者などと共同で開発を進める。グーグルが提供する他のサービスと同様に無償で公開され、パソコンの価格の低下にもつながりそうだ。
グーグルのOSには、携帯電話向けの「アンドロイド」があるが、新しいOSは、パソコンを想定した「新しいプロジェクト」としている。
発表によると、「数秒で起動してウェブにつながる」という軽快な操作や高い安全性を特徴にする。グーグルが得意とする、ネット上の各種サービスを手軽に使いやすくするものを目指している。
OS市場は、MSの「ウィンドウズ」が約9割のシェアを握るが、米アップルの「マックOS」など選択肢は少しずつ広がっている。MSも10月22日に新OS「ウィンドウズ7」を約3年ぶりに発売する。メモリーの消費を抑えてネットブックでも動作を速くし、てこ入れを図る考えで、OSを巡る競争は一段と激しくなりそうだ。