日本銀行が8日発表した6月の「貸出・預金動向」(速報)によると、メガバンクや地方銀行など銀行の月中平均貸出残高は、前年同月比で2・2%伸びて403兆6406億円だった。プラスは21カ月連続。伸び率は2009年7月(2・2%)以来の水準だ。
原発事故後に社債発行が減った電力会社向けや、海外での企業合併・買収(M&A)を計画する大口向けが伸びているほか、住宅ローンも残高を押し上げた。
一方、企業や個人が銀行に預けた預金の月中平均残高は、前年比4・1%増えて、592兆7441億円。伸び率は5月の3・7%を上回り、4・3%を記録した99年3月以来の高い水準となった。「収益が改善した企業が、手元資金を一時的に預金に回している」(金融機構局)という。