【土屋亮】鉄道マニアでなくても乗りたくなる。JR九州は、そんな観光列車を9本も走らせている。赤字ローカル線を多く抱える苦境を逆手に、しゃれたデザインやユニークなネーミングで、観光客の心をとらえてきた。10月にデビューする10本目は、九州一周の豪華寝台列車だ。
1編成30億円。内装に国産木材や畳をふんだんに使い、新幹線並みの費用をかける「ななつ星」が、その豪華列車だ。客車は山口県と福岡県の工場で製造中でまだ姿を現していない。
料金は、3泊4日のコースで2人で78万〜113万円。首都圏からの乗車希望が多く、抽選は7〜9倍の高倍率になっている。
豪華列車は、JR東日本や西日本でも計画されているが、JR九州の唐池恒二社長の自信は揺るがない。
「ゼロからつくるのは大変。簡単にはできない」