【ニューヨーク=畑中徹】10日のニューヨーク商業取引所の原油市場は、米国の原油在庫減やエジプト情勢の緊迫化を背景に、国際指標となる「米国産WTI原油」の先物価格が、前日終値比2・99ドル高い1バレル=106・52ドルと、大きく上昇した。その後の時間外取引では一時、1バレル=106・95ドルまで上昇。2012年3月下旬以来、約1年3カ月ぶりの高値水準だ。
この日発表された米国の原油在庫は前週より大幅に減った。需給がさらにひっぱくしそうだ、との見方が広がって買いが優勢になった。エジプトの混乱は収まっておらず、原油の供給が滞ることへの懸念も根強い。原油の先物価格は今月2日、9カ月半ぶりに1バレル=100ドルを突破し、その後も上昇基調が続いている。