ソフトバンクは11日、米携帯電話3位スプリント・ネクステルの買収手続きを完了し、子会社化したと発表した。買収金額は216億ドル(約1・8兆円)。今後、高速通信網の強化など、スプリントのてこ入れや共同事業の本格化に取り組む。
完了に伴い、スプリントの会長に孫正義・ソフトバンク社長が就任した。ソフトバンクは新スプリントの株式の約78%を保有する。両社の携帯電話事業の売上高は計約2・5兆円となり、携帯電話事業で世界3位グループとなる。
ソフトバンクは昨年10月にスプリントと買収に合意。米衛星放送大手と激しい争奪戦を繰り広げた末、約9カ月で正式買収にこぎつけた。今月5日には、米国の通信行政をとりまとめる米連邦通信委員会(FCC)も、買収計画の承認を発表した。
ソフトバンクは資金調達のため、銀行との借り入れ契約に基づき10日、1兆349億円を借り入れた。(高重治香)