【高田寛】日本銀行は11日の金融政策決定会合で、景気判断を7カ月連続で上方修正し、2年半ぶりに「回復」という文言を盛り込んだ。物価や成長率の見通しは、ほぼこれまでの見方を維持。現在の金融緩和策については、継続することを全員一致で決めた。
日銀は足もとの景気の基調判断を、これまでの「持ち直している」から、「緩やかに回復しつつある」と上方修正した。「回復」と盛り込むのは2011年1月以来となる。
景気判断を引きあげたのは、景況感が上向いていることを示す指標が増えているためだ。1日に公表した6月の企業短期経済観測調査(短観)では、大企業・製造業の業況判断指数が7四半期(1年9カ月)ぶりにプラスになった。大手百貨店の売上高も増加が続き、製造、非製造業でともに景況感が上向いている。