【ニューヨーク=畑中徹】11日のニューヨーク株式市場は、米国で緩和的な金融政策が続くとの見方が強まり、大企業で構成するダウ工業株平均が大幅に値上がりした。終値は前日比169・26ドル(1・11%)高い1万5460・92ドルとなり、5月下旬以来、約1カ月半ぶりに史上最高値を更新した。
米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は前日の取引終了後に講演し、「米国経済には当面、極めて緩和的な金融政策が必要だ」と強調した。最近、市場では、FRBが量的緩和策を早めに縮小していくという見方が広がっていたが、議長の発言からこうした懸念が後退。取引開始直後から幅広い銘柄に買い注文が集まった。
ハイテク株が中心のナスダック市場の総合指数も、前日比57・54ポイント(1・63%)高い3578・30と大幅に上昇。2000年9月以来約12年9カ月ぶりの高値をつけた。