【生田大介】大手ファミリーレストランの間で、価格戦略の二極化が進んでいる。景気の回復基調を背景に、もともと価格が高めの「デニーズ」や「ロイヤルホスト」は、さらに高価格帯の商品を投入する。お値打ち価格で勝負する「サイゼリヤ」「ガスト」との違いが、際立ってきた。
デニーズは18日、独自開発した豚「オリービーポーク」を使ったメニュー9種類を売り出す。
豚にオリーブ油を混ぜたエサを与え、甘く柔らかい肉質にした。健康にいいとされるオレイン酸の量も増えた。塩麹(こうじ)焼きにしたお膳で1240円と、従来メニューより160円高い。
昨秋以降、客がやや高めの商品を選ぶようになり、客単価は前年を2〜4%上回る。最近発売したサーモンバーグや生パスタなども好調で、デニーズを運営するセブン&アイ・フードシステムズの大久保恒夫社長は「アベノミクスの影響もあってか、品質がよければ多少高くても買いたいというお客が増えた。高品質路線を強化する」。