シャープが液晶パネルの堺工場を台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業との共同運営にしてから12日で1年がたった。鴻海の販売協力で工場の稼働率は上がったが、その後は出資交渉がまとまらず、両社はすれ違いの状態に。鴻海は工場の規模拡大にも意欲をみせるが、足並みはそろわず、工場の先行きには不透明感も漂う。
「パナソニックからの受注をほぼ獲得」。今月上旬、台湾紙が鴻海を扱った記事を掲載した。堺工場でつくった大型パネルをパナソニックに販売し、テレビの生産委託も受ける交渉をしているという内容だ。
関係者によると、この交渉は条件面で折り合いがつかずに破談。ただ、年末商戦に向けたパネルの売り込みに、シャープだけでなく鴻海も躍起だ。