【曽田幹東】自然再生エネルギーの開発を進める国の規制緩和を受け、石油大手「出光興産」(本社・東京都)などが25日から、秋田県湯沢市の栗駒国定公園で、地熱資源の埋蔵量を調べる調査掘削を始める。地熱発電につなげるのがねらいだ。規制緩和後の調査掘削は全国で初めてという。
同県資源エネルギー産業課によると、出光興産、国際石油開発帝石、三井石油開発の3社が共同。湯沢市小安地区の国定公園内の特別地域に1700〜1800メートルの2本の穴を掘り、雪が降る時期まで地熱資源の埋蔵量を調べる。
国内の潜在的な地熱資源の埋蔵量は世界3位とされる。多くは国立・国定公園内にあり、環境省はもともと原則として開発を禁じていた。ところが、昨年3月、地元合意などを条件に認める方針を打ち出した。これを受けて同県や湯沢市、地元住民らでつくる地熱資源活用協議会が同年7月、出光興産などによる調査掘削を認める判断を示していた。