【モスクワ=斎藤徳彦】中国の中央銀行、中国人民銀行は19日、銀行が企業へ融資する金利を自由化すると発表した。金利の規制が「シャドーバンキング(影の銀行)」と呼ばれる不透明な貸し出しを生んでいるとの国際的な批判が高まっていた。この日モスクワで開幕した主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の直前に打ち出すことで、改革をアピールするねらいがある。
政府の経済への関与を減らして市場にゆだねる構造改革を掲げる習近平(シーチンピン)政権にとって、金融分野での初めての大きな改革となる。人民銀は、優良企業がより低いコストで資金を借りられるようにするのと同時に、銀行を市場に基づいた競争にさらすことで金融システム全体を強くする効果を期待する。