【古谷祐伸】乳業メーカー最大手の明治は23日、10月から牛乳の出荷価格を1〜4%程度上げると発表した。値上げは2009年3月以来。スーパーが店頭価格に反映すれば、牛乳1リットルの値段が10円近く高くなる可能性がある。
値上げの理由は、昨年暮れからの急激な円安による原料の高騰だ。家畜の輸入エサが値上がりしたため、明治が全国の酪農家から買い取る生乳の価格は10月から1キロあたり5円上がった。さらに包装材と燃料の価格や、電気代の高止まりもある。牛乳を値上げしなければ、今期のもうけが20億円以上減るという。
明治によると、値上げ対象は全国や地域限定で売っている16種類の商品。主力の「明治おいしい牛乳」の平均店頭価格は現在、1リットル入りで230〜240円で、仮に店頭で4%高くなれば239〜249円になる。
乳業大手の森永乳業、雪印メグミルクも事情は明治同様だ。いずれも値上げを検討しているという。