【ニューヨーク=畑中徹】トヨタ自動車と米自動車大手フォード・モーターは23日、スポーツ用多目的車(SUV)向けなどのハイブリッド車(HV)システムの共同開発をやめる、と発表した。2011年8月の基本合意から事業化に向けた話し合いを進めてきたが、具体的な成果は出ないままだった。
単独での開発には巨額の費用がかかるため、技術を持ち寄ってSUVや小型トラック向けの燃費改善などにつなげることで基本合意し、事業化をめざしてきた。だが、基幹部品の設計や生産場所などで歩み寄れなかったとみられる。
フォードは、乗用車向けHVシステムをすでに独自で開発しており、共同で取り組むメリットも少なくなったようだ。プリウスをはじめとするHVに強みを持つトヨタにとって、ライバルとの初の共同開発になるはずだったが、両社はそれぞれ独自に開発を進めることになった。
11年8月時点で合意していた、車載端末でいろいろな情報をやりとりする技術「テレマティクス」などでの提携関係は維持していくという。