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【田幸香純】会社更生手続き中の半導体大手エルピーダメモリは31日、米マイクロン・テクノロジーの完全子会社になったと発表した。社名を「マイクロンメモリージャパン」に変更する。また、昨年2月に更生法適用を申請した坂本幸雄社長(65)が同日付で退任し、後任に木下嘉隆取締役(55)が昇格した。
マイクロンが600億円を支払い、同日付でエルピーダの全株式を取得した。買収総額は2千億円で、マイクロンは、2019年までに計1400億円の利益が出るようエルピーダに製造を委託することで、残額を支払う。マイクロンが支払う2千億円は債権者への弁済にあてられる。
エルピーダはNECや日立製作所、三菱電機の事業を統合した国内唯一のDRAMメーカー。社名変更で「日の丸DRAM」が名実ともに姿を消し、09年に注入された公的資金300億円の大半は戻らない結果となった。