【江渕崇】全国の10電力会社の今年4〜6月期決算が31日、出そろった。円安が進んで火力発電の燃料費がかさんでいるため、水力発電の割合が高い北陸電力をのぞく9電力が経常赤字になった。
10電力の燃料費は昨年同期より459億円増え、1兆7028億円になった。液化天然ガスの輸入価格が上がっているためで、東京電力の広瀬直己社長は「円安がもろにきいて、厳しい決算になった」と話した。
ただ、10電力の経常損益の合計は2319億円の赤字で、昨年同期の4364億円の赤字よりも赤字幅が減った。昨年9月に東電、今年5月に関西、九州電力が家庭向け電気料金の値上げに踏み切るなどして売上高が10電力合計で6・5%増えたことが大きい。北海道、東北、四国電力も9月から値上げする見通しだ。