パナソニックが、民生用リチウムイオン電池の生産を中止していた貝塚工場(大阪府貝塚市)を2014年度に再稼働させる。円安で収支が良くなり、安い海外製品との競争力が高まったと判断した。
リチウムイオン電池の出荷は、米電気自動車(EV)ベンチャーのテスラ・モーターズ向けや、東南アジアの携帯電話基地局向けなどが増えている。13年4〜6月期決算では、営業赤字だったリチウムイオン電池などの小型2次電池事業が黒字に転換した。
これまでは韓国企業の攻勢で市場シェアを落とし、10年度から国内の生産拠点を縮小していた。貝塚工場も3月に生産を終了し、中国・蘇州の工場に全面移管していた。住之江工場(大阪市住之江区)も14年1月から、自動車用電池を生産している加西工場(兵庫県加西市)も今年度中に生産ラインを増やす。