シャープは1日、2013年4〜6月期決算を発表した。営業損益は当初の赤字予想から一転、30億円の黒字に回復した。円安で競争力がついた液晶パネルの売上高が前年同期比3割増となり、自然エネルギーの固定価格買い取り制度で国内を中心に太陽電池の売上高も倍増した。
黒字化で、早ければ今秋をめざす資本増強にも弾みがついた。従業員給与の7%削減や工場設備などの損失処理で、コストを721億円減らした効果もあった。売上高は前年同期比32・6%増の6079億円。純損益は179億円の赤字だったが、赤字幅は前年同期の1割ほどになった。
ただ、海外生産が多い白物家電事業は円安がマイナスに響き、減益。携帯電話の販売台数もNTTドコモが特定機種を手厚く割り引く「ツートップ戦略」の対象から外れ、通期の販売計画を下げた。
記者会見で高橋興三社長は「業績はこれから回復基調に入る」と述べ、銀行融資の継続条件となっている14年3月期の純損益黒字化に取り組むとした。