【ワシントン=山川一基、ニューヨーク=畑中徹】米連邦準備制度理事会(FRB)は7月31日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)で、現在の量的緩和を続けることを決めた。FOMC後に発表された声明は、早期の緩和縮小を示唆する表現がほとんどなく、市場では「9月に緩和縮小を決める」という見方がやや後退した。
声明は、失業率が高水準であることをこれまで同様に強調し、米国債など850億ドル(約8兆3千億円)の金融資産を毎月購入する量的緩和を続けるとした。
注目されたのは、足元の米景気について「今年前半は穏やか(modest)に拡大した」と指摘したことだった。前回6月の声明で「緩やか(moderate)に回復している」としたのと比べると、「やや弱めの表現になった」(米国野村証券)との見方が多い。