【ロンドン=星野真三雄】欧州中央銀行(ECB)は1日の理事会で、ユーロ圏17カ国の政策金利を年0・5%に据え置くことを決めた。景気底入れの兆しが見え始め、金融市場も比較的安定している。5月の利下げ効果を見極めるべきだと判断した。
据え置きは3カ月連続。ECBのドラギ総裁は記者会見で、「最近の指標は低水準からの改善を示している」と述べ、景気後退が続くユーロ圏の経済が年後半に回復に向かうとの見方を示した。7月の理事会後には、さらなる利下げの可能性を示したが、ユーロ圏の失業者数(6月)が減少に転じ、景況感の改善が進んでいることから見送った。
一方で、ドラギ氏は、7月と同様に「政策金利は長期間、今の水準かそれ以下にとどまる」と表明。インフレが抑制され、景気が低迷している間は、低金利を続ける考えを示した。
ユーロ圏は1〜3月期に6四半期連続のマイナス成長に陥った。1999年のユーロ導入後で最長の景気後退だが、4〜6月期にプラスに転じるとの見方も出ている。