シャープへの出資見直しを進める鴻海精密工業・郭台銘会長は3日、台湾の夕刊紙「聯合晩報」のインタビューに対し、「これは単なる投資ではない。双方の成功のためには経営にかかわる必要がある」と述べ、シャープの経営に何らかの形で影響力を及ぼしたい意向を示した。
この中で郭会長は、8月3日にシャープの町田勝彦相談役と会った際、シャープ株について町田氏側から「(契約通りの)1株550円で買う必要はない。価格と取得時期はあなた方が決めればいい」との申し出があったことを明らかにし、株取得の主導権が鴻海側にある点を強調した。出資の見直し交渉をまとめるためシャープの奥田隆司社長が台湾を訪れる意欲をみせているが、郭会長は時期については明らかにしなかった。
一方、鴻海がシャープに役員派遣を行う可能性について、奥田社長は1日の朝日新聞のインタビューに「3月の契約に含まれていない」と否定している。(台北)