九州電力は、8店舗あるオール電化商品などのPR施設「イリス」をすべて閉鎖する方針を固めた。年間で数億円の経費を削減する。電気料金の値上げを視野にいれた経営効率化の一環とみられる。
イリスは、九州各県の県庁所在地と北九州市に1店舗ずつある。九電は、宮崎と鹿児島をのぞく6店を来年3月に閉鎖。残る2店も来年度以降に閉める。
いずれの店舗も、市中心部の商業施設などにある。IH調理器やヒートポンプ式の床暖房設備の展示のほか、料理教室などに使われてきた。しかし原発停止で、九電は昨夏から節電を呼びかけている。多くの電気をつかうオール電化は、「PRするのにふさわしくない」として営業自粛中だ。このためイリスは、維持・運営費にみあう役割が果たせていなかった。