ソニーは3日、電子書籍専用端末「リーダー」の新機種を税込み9980円で21日に売り出すと発表した。ほぼ同機能の従来機種より約5千円安い価格で、その従来機種も新機種発表にあわせ8980円まで値下げした。楽天が7月に7980円の端末を発売し、最大手のアマゾンも近く1万円を切る端末を出すとみられるため、大幅値下げで対抗する。
ソニーの新機種「PRS―T2」は、楽天の「コボタッチ」より約1ミリ薄く、約20グラム軽い。画面は白黒表示で、無線LANでネットにつながる。軽量化に加え、途中まで読んだ本をスマートフォンやタブレット端末などで続きから読める機能も搭載した。従来機種の「PRS―T1」も3日から値下げに踏み切った。
ソニーは2006年、北米で電子書籍の専用端末を発売。その後、10年に国内でも売り出したが、書籍の品ぞろえ不足などで利用者の支持が得られず、端末の販売は低迷。世界でも約100万台で、後に参入し1千万台超を売ったアマゾンに水をあけられている。