ガソリン価格の値下げが続いている。石油情報センターが14日発表したレギュラーガソリン1リットルあたりの店頭価格(全国平均、12日時点)は146.6円で、前週より0.8円下がった。値下がりは5週連続で、約6カ月ぶりの安値水準となった。
東京都内でも「激戦区」とされる環状7号線沿いではこの日、多くのガソリンスタンドが130円台後半の値段を掲げ、顧客を奪い合っていた。足立区の店の男性従業員は「150円を超えると、満タン給油をやめる客が増える。値下げは我々にとってもありがたい」と胸をなで下ろした。
ガソリン価格は、北アフリカ・中東情勢の混乱による原油価格の高騰のあおりで、春先に急上昇。3月以降は東日本大震災で一時、品薄感が広がり、4月25日には152.7円まで上がった。
ところが米国債が格下げされた8月上旬、米国経済の先行き不安から原油価格が急落すると、国内のガソリン価格も8月以降、4.2円下がった。「台風など天候不順で夏の需要が盛り上がりに欠けたことも一因」(石油元売り大手)という。