世界5大モーターショーのひとつ、パリ・モーターショーの一般公開が29日始まった。政府債務危機の深刻化で、欧州では自動車販売が低迷しており、今年の盛り上がりはいまひとつ。ショーではハイブリッド車や燃料電池車などのエコカーを中心に、小型車の新モデルを展示し、販売増を目指すメーカーが目立った。
フォトギャラリーはこちら欧州自動車工業会(ACEA)によると、8月の欧州連合(EU)域内での新車登録台数は、前年同月比8.9%減で、11カ月連続の前年割れ。今年1〜8月では前年同期比で7.1%減だった。国別では財政危機のギリシャは同42.0%減、ポルトガル40.4%減、イタリア19.9%減、フランス13.4%減、スペイン8.5%減と、南欧で大きく落ち込んでいる。メーカーグループ別ではイタリア・フィアットは同17.1%減、仏ルノー16.3%減、仏プジョー・シトロエン(PSA)13.5%減と厳しい。
日本勢も、三菱自動車が同33.4%減、マツダ10.9%減などすべてのメーカーが苦戦を強いられているが、一方で韓国の起亜自動車は同23.1%増、現代自動車も10.1%増と二けた増だ。安い小型車が人気を集め、EUとの自由貿易協定(FTA)で関税が下がったことも後押しとなっている。