欧州連合(EU)統計局が1日発表したユーロ圏17カ国の8月の失業率(季節調整値)は11.4%となった。過去の数値を修正したため3カ月連続で11.4%となり、1999年の共通通貨ユーロ導入以来、最悪の水準となる。
ユーロ圏各国は債務危機対応のために財政緊縮を進める一方で、雇用対策も打ち出す。しかし、効果が出ておらず、各地で大規模な反緊縮デモが起きている。
国別では、ユーロ圏内で最も失業率が高いスペインが修正後の前月比0.1ポイント悪化の25.1%。統計が遅れて出るギリシャは6月時点で同0.9ポイント悪化の24.4%で、両国が突出して悪い。ともに25歳未満の若者の失業が深刻で、スペインは52.9%、ギリシャは55.4%(6月)に及ぶ。